1.はじめに
〜英語を楽しみたい方へ〜
多くの方が学校で学んだ英語は、グラマーとリーディングだと思います。それでは、スピーキングとリスニングは?
私は、全く学校で習いませんでした。 それでも「英語を使ってみたい」「英語で会話を楽しみたい」とずっと思っていたんです。
そこで18歳の夏、ついに我慢できず、「きっとなんとかなるよ」と半分は祈りながら、一人でロンドンへ。
もちろん、その時はネイティブの言っていることが分からないので、最初は「英会話」は全く成り立ちませんでした。 でも、こちらからは力の限り、単語やフレーズ、丸暗記の文章という名のボールを、とにかく投げまくりました。
しっかりキャッチしてくれる人、剛速球を投げ返してくる人、突然連続で魔球を放つ人、色んな人がいました。グローブもなく、取る準備の全く出来ていない私に…。
でも、相手からの返球には一生懸命飛びつきました。まさに千本ノックを受ける人のように。頑張りました、力の限り。 時には、大エラーをしたり。こちらから投げっぱなしで、走って逃げたり。また相手のボールを取ったふりして、また全然違うボールを投げてみたり。
こんな私でも、とりあえず英語での「キャッチボール=会話」をホントに楽しむことができたんです。
なぜかって?
簡単です。こちらから、ボールを相手の取りやすいように投げること。相手に優しく投げ返してもらうこと。相手の投げる速い球は、よけること。悪送球は、無視すること。いい返球がくるまで、こちらから球を投げつづけること。そして球が帰ってこない時は、すぐあきらめること。
私の投げた球種は、これから述べる8種類です。
投げ方や「こつ」も丁寧に書いてありますので、草野球・プロ(国内)、そして「メジャー・リーグ(海外)」でぜひ、投げてみてください。
練習なんて全然いりません。これを読めばあなたも、もう"Hideo・Nomo"。バリーボンズも打ち取れますから!ほんとです。三球三振には、取れないですけどね。
でも試合を"心から楽しめる"ようになりますよ。 それでは、どうぞ。
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